イベルメクチン ; 新型コロナ治療の救世主になり得るのか
大村智 (編著)
編集協力・石山永一郎、鳥居賢司
新書(河出新書)
¥935 税込
イベルメクチンはどのような薬なのか? そして新型コロナ治療・予防薬としての効果はあるのか? 世界で進む治験や使用状況を、大村氏を中心に科学者やジャーナリストが徹底解説!
大村智(おおむら・さとし)
1935年生まれ、科学者。北里大特別栄誉教授。2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞。

フィリピン出稼ぎ労働者: 夢を追い日本に生きて
石山 永一郎 (著)
単行本 (柘植書房新社)
¥1,000 税抜
日本全国あらゆるところで働くフィリピンからの出稼ぎ労働者。アジアの中では一番多い。著者は五年にわたり、東京、六本木、横浜、名古屋、沖縄、香港、フィリピンと彼らを追い続け、日本の好景気を支える彼らをルポ。(提供元: サピエ図書館資料検索)

アジア・ルポルタージュ紀行―平壌からバグダッドまで
石山 永一郎 (著)
単行本(柘植書房新社)
¥1200 税抜
アジアの裏町から島々までをさまよい、泥の海を歩き、戦火を駆け抜けた渾身のルポルタージュ集。時空を超えた幻想の旅路として描く新機軸のアジア紀行―

Ⅰ あの頃の共和国(北朝鮮)
Ⅱ 南の隣国で/隔離の島で(フィリピン)/おおらかな山の民(フィリピン)/貧しき者の長き弔い(フィリピン)/揺れる自画像(フィリピン)/牢獄の沙汰も金次第(フィリピン)/執念の追及(フィリピン)/海のオアシス(フィリピン)
Ⅲ アジア解放の幻想/楽園を守る(パラオ)/死の灰の記憶(マーシャル諸島)/カミカゼの系譜(フィリピン)/アジア解放の幻想(フィリピン、インドネシア)
Ⅳ 物語を追って /あの一番輝いていた夜へ(タイ)/尼寺にて(タイ)/欲望が飲み込む理想(ベトナム)/泥の海辺の悲劇(バングラデシュ)/二七ドルからの挑戦(バングラデシュ)/美少女ゲリラ(ネパール)/人口爆発という「神話」(インド)
Ⅴ 戦乱の地へ/怖い夢(ヨルダン)/飛び込む女たち(イラク)
/バビロンの番人(イラク)
彼らは戦場に行った ルポ新・戦争と平和
石山 永一郎 (編著)
単行本(共同通信社)
¥1,980 税込(アマゾン)
21世紀の新しい戦争の現実と平和構築の問題について、報じられることが相対的に少ない帰国後の兵士たちの姿、家族の悲劇、戦争ビジネスの影にある雇い兵などにスポットを当てたルポルタージュ。
イラクからの帰国後、心に傷を負い、うつに悩む帰還兵。悪夢に襲われ、恐怖心に常にさいなまれ、家族を傷つけることさえある。そんな状態で帰国し、仕事がみつからずにうつが深まり、路上に放り出される。帰還兵からホームレスに至る道は驚くほど早い。ホームレスになっている帰還兵は約2000人、百万人の全米のホームレスのうち40%が退役軍人だ。アフガン、イラクに展開した米兵90万人のうち30万人がなんらかの治療を受けているという。そのうちの4割の12万人が脳神経系の問題といわれる。イラク帰還兵の場合、離婚率は8割近いという。自殺者は一般人の2倍という統計もあるほどだ。
泥沼化する戦況の中、軍への志願者も減少している。新たなターゲットとなるのは、貧しい家庭の子供たちだ。リクルーターは英語が話せなくても米国在住でさえあれば構わないと勧誘を続ける。そんな兵士不足を補うのが民間軍事会社だ。発展途上国から雇い兵を集め、安い給料で危険な仕事を担わせる。それでも、彼らは生活のため、リスクを承知で出稼ぎを繰り返す。一方でロジスティクス、兵士のトレーニングなどを民間会社が行うため、正規の兵士が危険地帯で送り出される率が高まっている。米政府高官が代表をつとめる軍事会社への発注の多さなど疑惑も多い。
生活の場を戦地として奪われた人びとも悲劇だ。家をなくし、家族を殺され、怒りと悲しみにとらわれる。
出口の見えない戦争は、誰のためなのか、何のためなのか。

マニラ発ニッポン物語
石山 永一郎 (著)
単行本 (共同通信社)
¥
図式的理解を超えた日本とフィリピンの新しい関係が鮮明に浮かび上がる。アジアの視線で日本を見つめる好著。

中学生棋士
谷川浩司 (著)
構成・石山永一郎/編集協力・岡村啓嗣
新書(角川新書)
¥880 税込
藤井聡太、羽生善治、加藤一二三…「早熟な天才」の謎に迫る
第一章 最年少の新星・藤井聡太
藤井四段の自宅を訪ねる/盤に覆いかぶさった少年/両親は将棋を知らなかった/将棋のプロになるには/抜群の勝負強さ/語彙力豊かな藤井発言/豊富な読書量/得意科目、苦手科目/進学か将棋に専念か/シンギュラリティと藤井四段
第二章 藤井将棋の強さと凄み
強さの源となった詰将棋/デビュー後の幸運/順位戦という制度/内容もすぐれた藤井将棋/角と桂馬を使い方がうまい/将棋ソフトをめぐるジレンマ/藤井四段はソフトを活用
第三章 将棋の才能とは何か
周囲の人々の奇跡的な連携/中学生棋士に天才の家系はいない/何歳で将棋を始めるのがよいか/モンテッソーリ教育/よい指導法とは/好きなこと、得意なことを/将棋か東大か/子供の向き不向き/才能を社会に還元
第四章 自分が中学生棋士だったころ
史上二人目の中学生棋士・谷川浩司/住職だった父の教え/兄の存在と負けず嫌い/成功体験が才能を伸ばした/奨励会に入会/早くから詰将棋作り/阪田三吉と将棋のイメージ
第五章 中学生棋士たちの群像―羽生善治、渡辺明、加藤一二三
史上三人目の中学生棋士・羽生善治
局面を複雑にする羽生将棋/抜きんでた好奇心の強さ/ギアチェンジのうまさ/個性のないことの独特さ/羽生善治の弱点は?/勝負師、芸術家、研究者/羽生さんと私
史上四人目の中学生棋士・渡辺明
目立つ合理主義/渡辺さんの一貫した発言/羽生さんの永世七冠阻止
中学生棋士第一号・加藤一二三
揺るがない信念の人/序盤から大長考/ひふみんアイ/元祖将棋めし/藤井四段デビュー戦の相手に

国民を幸せにする政治 医療現場からの訴え
原中 勝征 (著)
企画構成・石山永一郎/協力・藤田幸久、(有)南東舎
単行本(講談社エディトリアル)
¥1,600 税別
本書では、医師としての私の生き様の集大成をお伝えするとともに、この危機的状況にある日本の医療と福祉を守ることの重要性を訴えたいと思います。新型コロナでみなさんが実感されているように、医療と福祉は患者さんや高齢者だけでなく、国民のみなさん全員に関係することだからです。医療と福祉を良くすることこそ、国民の誰もが幸せになれる社会につながります。その国民の幸せを実現する政治を求めたいと思います。(「まえがき」より)
