現代米国政治の詳細を知る


共同通信の後輩で前ワシントン支局長の著者「ネオ・トランプ革命の衝撃」を南東舎から出版。米各地をつぶさに回り、反トううンプ、親トランプ問わず、多くの声を拾い集めた著者渾身の一冊。これを読むと米国がもはや民主主義の一等国でも、文明の一等国でもなくなりつつあることが分かる。私はトランプ政権の保健政策、地球温暖化問題、ウクライナ戦争へのスタンスなど一部の政策を評価しているが、今の米国は銃乱射やテロが頻発、人々が安心して暮らせる国ではなくなっている現実をこの書で実感した。トランプの「破壊力」を支持する人々にもぜひ読んでもらいたい現代米国政治の詳細が書かれた本だ。