
私が細々と?経営している出版社・南東舎から7月出版を目標に「Ivermectin-Testimonials by Clinicians Worldwide」(「イベルメクチンー世界の臨床医の証言」、原書も南東舎刊)の日本語版発行に全力を尽くしている。イベルメクチンは日本の大村智北里大特別栄誉教授らが土中の放線菌から開発、顧みられなかった熱帯病の特効薬となり、大村博士は2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。その薬こそが実は新型コロナの特効薬だったという話が柱になっている。イベルメクチンで新型コロナを治療し、多くの人々を救った世界13カ各国16人の医師たちに執筆を依頼し、彼らが書き下ろした壮大で厳粛な物語が詰まった本だ。著者たちの半数ほどは、イベルメクチン使用を理由に医師免許はく奪、薬事法違反による訴追などの迫害を受けた。副作用が極めて少ないこの薬を、医師に許されている「適応外処方」という方法で患者に投与、多くの新型コロナ患者の命を救ったにもかかわらずだ。なぜか。その話だけでも壮絶でここに書ききれないが、一言で言えば、イベルメクチンが効いては非常に困る業界があったいゆえだ。本書にはさらに、近年、注目されているイベルメクチンの顕著な抗がん作用などこの薬の「ミラクルドラッグ」的側面についても多くの記述がある。編者は米医師ポール・マリック、監修は八木澤守正・元慶応義塾大薬学部教授、翻訳者は私で、初稿を必死で仕上げたところ。訳者あとがきは「これほど大きな物語を私は知らない」という書き出しになった。この本を読めば、多くの人が同じ思いを共有するはずと信じている。あれ、発行人も私になるのか。出版資金は用意しているが、広くこの本を知ってもらうため、クラウドファンディングを始めた。以下がリンクです。みなさまシェアをよろしく。
https://camp-fire.jp/projects/847236/view
追記
「イベルメクチンー世界の臨床医の証言」日本語版で追伸。日本語版の巻頭言はイベルメクチンの開発者で米ウィリアム・キャンべル博士とともに2015年にノーベル生理学・医学賞受賞者の大村智先生(北里大特別栄誉教授)に書いていただきました。大村先生には今年1月にお会いする機会があり、「修己治人」と書かれた色紙をいただきました。儒教の根本思想の一つ「己を修めて人を治む」。先生、本当にありがとうございました。