文章に携わるすべての人に


南東舎発行のユニークな文章読本「14字からの作文術ーニュースと俳句で学ぶ精文方式」を紹介します。SNSの時代を意識し、まず14字の文をしっかり書くことの大切さを強調した本。短く無駄のない文の積み重ねがいい文章になるということを明快に解説しています。筆者の大西督人は毎日新聞元編集委員。新宿「エスパ」で知り合い、本の出版を引き受けることに。ジャーナリストを目指す人はもちろん、あらゆる媒体で発信する人、社内レポートを書く人など文章に携わるすべての人にお薦め。さまざまな詩、俳句、小説からの引用が絶妙で、読んでいてとても勉強になりました。54字小説など短い小説の世界も初めてこの本で知りました。(石山永一郎)